【恋人を親代わりにしていませんか?恋愛と親子関係の関連性】
こんにちは、みん占鑑定士の明寿です。
恋愛に関する占いで、基調テーマとして出てくることが多いもののひとつに「親子関係の問題の投影」があります。
簡単に言うと、「親子関係が良好でない家庭に育ってきた場合に、自分の彼氏彼女に親代わりを求めてしまい、それが原因で恋愛関係に悪影響を及ぼす」ということですね。
このことに関しては、逆を考えたらわかりやすいかもしれません。
「あなたは、自分の子供として彼・彼女を愛することが出来ますか?」と。
なお、この場合の「子供」とは2〜4歳児あたりを想像していただけたら、なお良いでしょう。
多分、大多数の人は「No」という答えになるんじゃないかと思います。
恋愛とは「相手と対等な立場である」ということが大前提で、「どちらかが一方的に与えて、どちらかが一方的に受け取る」ということでは良い関係は築けないのは当然の帰結ですね。
占いでこのことを指摘されて、日頃の恋人への態度に思い当たることを感じる方も多いです。
よく言われているのが、「恋人に異性の親との関係が投影される」ということです。
男性の場合、お付き合いする女性に母親との関係の延長を無意識に望むことが多いです。
よく「マザコン」が過ぎて、女性がドン引きするような男性がいらっしゃいますが、そういう男性の家庭では「妻と夫の関係が良好でない」ことが多いです。
夫に求めるべき関係性を息子に求めてしまって、息子も「恋人とは、母親のようにしてくれるもの」と錯覚するわけですね。
ナチュラルに恋人に母親としてのあり方を求められたら…恋人さんは相当困惑すると思います。
占いでこのことを指摘したら、彼女さんの立場の方にとても納得された、ということも結構あります。
逆に女性の場合、彼氏に父親の姿を連想させるそうです。
父親との関係が良好なら、適切な恋愛関係を取れることが多いのですが、父親が家庭を顧みないタイプの方だった場合には、
「父親から愛情を受け取る」ということをお付き合いしている彼に無意識に求めてしまい、それが過剰な愛情欲求になってしまって恋愛関係がおかしくなる、
ということは占いをしていて多く見受けられます。
そもそも、子育て経験のない方に対して、唐突に父親や母親になれという事自体が、無理な話ですよね。
占いで「恋人に無意識に親を求めている」と指摘され、お客様がそのことを自覚して、その部分を修正していきたいと感じた場合には、
ご本人が気をつけたり努力したりしてもどうしようもない時もありますので、そういった場合にはフラワーエッセンスやオーラソーマを始めとした、
お客様ご自身が無理なく彼・彼女を親としてではなく見ていけるような心理状況に持っていけるツールをご紹介することが多いです。
こういった形で努力されるよりも、もっと健全な方向にエネルギーを使われた方が、ご相談者様にとっても良いはずです。
とは言いましても、「恋人に親を求めてしまう」といった、からくりに気づいたからこそ、(何らかの事情で)親に愛情を求められないからこそ、恋人に親としての愛情を求めたいと自覚する場合もありますよね。
止めることは容易なことですが、そこの部分に対して満足するかどうかということは別問題ですし、恋人さん側でお客様の満たされない思いを理解し受け止めて、解決に向けてお手伝いをしてくれる場合もあります。
もし、恋人に親の立場を求めたいのあれば、男女に限らず、包容力のあるご自身よりはるか年上の方を探す、という方法もあります。
世の中には「わがままを言ってくれる可愛い子が好き、そんな子を守りたい」と思っている男性・女性もいらっしゃいます。
恋愛を通して本当に手に入れたかった「感情」や「幸せ」を味わうことが出来たなら、きっと恋愛を司る神様も喜んでくれるんじゃないかと思います。

執筆者 : 明寿先生